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2番目です。

2999年の2作目です。
無性に書きたくなる時と急に冷める時などありますよね。
頭の中ではイメージがたくさん湧いていてもいざ、家に着くと忘れてしまってたりとかありますよね。
今まさにそれです!!



という訳で、メモ帳兼スケジュール帳が大変ありがたいと感動している次第です。
決してボケてはいませんよ。
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テーマ : 更新報告・お知らせ
ジャンル : 小説・文学

2

「はっ、やべ、マジで逝きそうだった。恐るべし神々の谷間」
その様子を見て、外に出ている人たちがざわざわと集まり始める。
「おー、加志坊じゃねぇか。さっきの台詞は痺れたぜ。まぁ、そんなわけで俺のとこもよろしく頼むわ」
同じようなことを言う奴らが増え始めた。残りのギャラリーはおそらく雫さんから離れた瞬間、俺を十字架にはりつけて串刺してやろうと企んでいる怖い神官たちだ。
しかし、俺も便利屋などではない。同じように破壊されたからとて他の奴のアフターケアなんざ死んでも御免だ。悔いも無くなったわけだし、言いたいことを大声で言うこととする。
「そうか皆の言い分はよく分かった。って、やるわけがねぇぇぇだろうが!この世は全て等価交換、ギブ&テイクで出来てるんだよ。この谷間に敵うもんがあったら持って来いってんだコノヤロ―!!」
最早、大乱闘。だがそれを見ているレリアは楽しそうだった。
「あー、また始まった。いつものことなんだけどね。ってアンタ楽しそうね?」
「@マークを二つくらいつけてお答えするとそう見えますか?」
「いや訳わかんないし」
クスッと笑い出す二人。
そんな商店街の様子を男は一人ただ静かに見つめていた。

「悪いわね、仕事もあるんでしょう?わざわざエアバイク直して貰って」
「何だ?改まって、いつもなら『ちゃっちゃと直しなさいよ。それでも分解屋なのかしら?オホホ』とか言うだろうが。気色わり―ぞオマエ」
何を!と拳を振り上げるが、なぜか引っ込める。
「あのー?ホントにどうされたんだ。さては食い過ぎで腹壊したとか、服が合わなくなり始めたとかって感じだろう。まったく今さら気にしたって仕方ないぜ。エアバイの重量制限に引っ掛かったならともか・・・ぐあっ!」
今度は殴られた。だが、あまり力が入っていない。
「アンタ、今回も行くの?雫さんもだし、レリアのためにもまた・・・」
「あぁ、もう調べはついてる。おそらく両方とも対象は同じだからな。二度手間はねぇよ。大体お前にまで心配されたら世話ねぇしな」
「でも・・・」
唇に指を当てられる。急なことで軽く驚く依里だが構わず話す。
「大丈夫、ここは俺の家だ。だから何が遭っても帰ってくる。絶対だ」
それは明確な意思表示。揺るぎない決意。だからこそこんな在りきたりな臭い台詞でも笑えない。
「だ、アンタが返ってこなかったらこなかったでこの家は私が貰うんだから、誰があんたの心配なんか・・・何よそのにやけた顔は。あの子らどうするか決めるんでしょう?早くしなさいよ」
「へいへい、仰せのままに」

旧日本第十三区画は過去に政治家どもが造り出した都市開発の残骸だ。要は新日本の街造りのために試しに使われた実験都市ともいえる。そのためこの一〇五号室もアパートの一室と呼ぶよりはだだっ広い高級マンションの一室くらいあるわけである。
そんな部屋の中には今、なぜか依里、レリア、そして雫さん御一家がお見合いパーティのような位置に座り、並んでいた。
「えー、今後の対応についてだけど、雫さんの家族は家が直るまでの間、無条件でこの家を使ってください。レリアはほとぼりが冷めるまで、引き続きうちで保護。以上です」
「えっ、こんな簡単でいいの?それで、私は?」
「大人しく家に帰れこの人間ミキサーが、お前がいると食費が大変なんだよ。てか、お前は家あるだろうが」
「てへ、そうだけど」
「年甲斐もなく『てへ』はやめろ、寒気がする」
なにおう、と抗議を申し立てるがすぐに却下。
「ありがとうね、こうちゃん。何から何まで」
(何をおっしゃいますか、我が天使)
「あなた、これで後継ぎも安泰ね」
(お母様。勿体無きお言葉)
「まぁ、ここまでの男はそういねぇからな。ふつつか者だがよろしく頼む」
(お父さん。感謝いたします。これからぜひ精進させて頂きます)
「いえいえ、そんなこちらこそよろし・・・って、やめろ。なあっ」
『ふざけてんじゃないわよ。この色ボケ馬鹿が!』という声と共に高々と振り上げられた椅子が直撃する。
起きた頃にはなぜか少し前のこと(なんかすごく大事な言葉を聞いたような気がするんだけど・・・)が思い出せない。
レリアにはふがー、と膝をつきながら頭を抱え込む彼の少年の姿はなぜかとても悲しげに見えたそうだ。

 そこから一週間くらいはしばらく大変だった。むず痒いシチュエーションが続く共同生活から金のやりくり。レリアの対応策などと問題が山積みだったからだ。

その日は久しぶりに雨が降った。そこまで大雨と言う訳ではなく、小雨で少し湿気が多いくらいだった。普通なら家からあまり出たくないのが望みだがそうは言ってられない。なぜならそんな日に限って冷蔵庫が空になる。仮大家族というのはそういうものだ。
「あんまり要らん物は買うなよ。ただですら我が家計以来の赤字なんだからな」
少しだけ雫さんが申し訳なさそうに俯く。
「あぁ、えーと、違いますよ。今のはレリアと依里に言ったのでありましていつもおいしい食事を提供してくださる雫さんにはいつも感謝している訳でありまして―――」
「じゃあ何?私達が何もしてないように聞こえるんですけど・・・」
「その通りだ。最早、それ以外の言葉が見当たらない。掃除をさせればラップ現象とばかりに壊すし、食事手伝えばこの世の物と思えない芸術品でお花畑を見せてくれるじゃねぇか」
『いやぁ、それ程でも』となぜか照れ出す二人。
「そこ、褒めてないから!」
「いやはや、両手に花とは加志やん、良い御身分やな」
息を切らしてまで喧嘩を売ってきたのは、ヘンテコヤンキーwithサングラスこと永松(ながまつ)透(とおる)。同僚にして悪友、こいつが問題を起こせば必ず俺にまで被害が来る素晴らしき厄病神。そんな奴と同じに見られている俺はかなりショックな訳だが・・・。
「さてさて、加志やん。というわけで今日も新鮮な問題を連れてきましたよ。やはりこそこそ調べるのは私めに合わず、ちょっかいかけたらこの通り絶賛逃走中なのですっとわ!!」
建物の間から出た巨大な鉄の塊は足の一部だろう。だが、それですらアスパ―1台に相当している。
「これは、まさかアリスか!!」
 ALICE(Auto Landform Imagination Cadre Eidolon)地形想像構造型理想兵器。通称アリス。アスパ―が警備用ならアリスは戦争用の迎撃兵器だ。あらゆる地形での戦闘を考慮し造られた次世代多脚式戦車とでも言うべきだろう。
「敵はアリスを所持していた。御察しの通りだが今回は結構危ない橋みたいだぜ、加志やん。それとレリアの近くで左手は使うな。」
言っている意味が分からない。EMCを使うな、ということだろうがそれがなぜレリアと繋がる?
「お前、この状況で何いってんだ。EMC無しでこいつに太刀打ちできるとでも――」
「いいから、使うな!後で説明する。そのためにはまずこの子に帰ってもらわないと、な」
壁を突き破って出てきた巨体は戦車を二つくらい積み重ねたほどの大きさはある。
と、背中に装備されたガトリングガンが激しく火を噴く。一瞬で辺りは蜂の巣のように穴開きとなり、一瞬で辺りは悲鳴と恐怖が渦巻く状況に陥いる。
「くそ、辺り構わずかよ」
右手であちらこちらに散らばった鉄片を掻き集め、簡易な盾を形成することでなんとか攻撃を凌いでいく。威力を失った弾も盾の一部となるがそれ以上に削られていく箇所の方が明らかに多く、正に不利としか言いようがない。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

4月8日、オリジナル第2弾です。

新学期も始まりましたね。
大学院に進学することとなり明日から授業です。正直付いていけなさそうで悩みに悩んでおります。

さてオリジナルの「見つけたもの」に続きまして、過去作品2つ目であります、「2999年」を掲載します。
まだ、1だけですが2,3と続きます故、よろしくです。

テーマ : よし今書いておこう♪
ジャンル : 日記

2999年

ガシャン。
けたたましい独特の機械音が辺りに響き渡る。
自律警備巡回兵器ASPA(Auto Security Patrol Arm)通称アスパー。名前とは裏腹に四脚の蜘蛛の形をした大層不気味な形をした機体であり、目的は警察管轄外の治安維持及び制圧活動のために造られた。今時の警察よりも規律に忠実で仕事熱心な方々である。まぁ、そんな感じだからこそ融通が利かない訳でありまして、こうして今、加志弘一(かしこういち)は長きに亘る闘争劇を繰り返している真っ最中という訳だ。
そもそも事の始まりは今、隣で同じように必死に走っているこのガキのせいである。
「なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないのよ!」
「それはこっちの台詞だから盗るな、てかアレだろこれは一種の嫌がらせとかか。このアスパ―愛護保護団体団長め、『うちのアスパ―ちゃんをいじめるな』ですか?」
「なっ、な訳ないでしょう。そんな設定勝手に付けんな!単にエアバイクのブレーキがってうわ!」
撃ってきやがった。まぁ、ソフトゴム弾だから当たれば気絶する程度なんだが、ついでにドップラー現象万歳とばかりにサイレンが響く。
「警告、一五分間に及ぶ説得に応じなかったため敵性対象と見なし、排除」
「ほら見ろ、最近かまってもらってないから拗ねてるじゃないか。さぁ早く行ってあげなさい」
「もう駄目、どうでもいいけど早く止めてよ」
「ノリ悪いね。スルーですか?分かったけど、これ終わったら青空亭のB定食奢りね」
ヨロシクという頃には奇麗に弧を描きながら後方へ背面跳びをしていた。
「えっ、ちょっと私まだ許可してないんだけど・・・」
逃走者の一人が行った予想外の行動に追いかけていた三台のアスパ―は一斉に動きを止める。
そこから先は正に一瞬の出来事。
「右手は同調。左手はEMC濃度30%で維持」
発言と共に両腕の手袋が反応したかのように光りだす。
先頭のアスパ―の上に乗ると右手が磁石のように取り付いた。
だが、三台とも奇怪な動きを繰り返すばかりで一向に迎撃に回ろうとしない。いや実際には左手から発せられる電波妨害のため動けないのだ。
「右手は反発」
磁石の極をSからNに変えるかのように急に右手が離れる。勢い余ったアスパ―はそのまま地面に叩きつけられ、めり込む形で動けなくなる。
後ろで横に並んだ残り二台のアスパ―のうち一台の横に取り付き同じ繰り返し。右手を一度付け、離す。衝突しながら壁に埋まり、三台とも沈黙して動かなくなる。
「はい、終わり。早く行くぞB定食は待ってくれない」
「何よそれ、結局は助けてやったんだから奢れってことでしょ」
「そういうことだ。改めて確認するあたりお前はまだバカだな」
ムキーと後ろで猿が叫んでいるが、気にしない。なんせ育ち盛りという者は一分一秒を争うのだ。
走り出そうとした瞬間に知らない声に呼び止められる。「待って」という声の主はなぜか段ボール箱の中にいた。

二九九八年。
食糧危機や物価向上、環境問題などがさらに浮き彫りとなってきた今、各国は自国存続のために戦争を始めた。これを機に日本も国民自体が第九条を廃止するという異例な事態が決まった。もちろん問題が起きなかった訳がない。賛成派と反対派に分かれ、幾度となく内乱が起きたが結果、反対派は敗れ非国民として追いやられることとなる。やがて技術発展が進み、成功を収めるものが権力を持つ。政府は外交のための道具となった。
国内は二分化され、車は空を飛ぶのが当たり前、給仕ロボは一家に一台が普通でしょうという新日本。対してパンク上等。セルフサービス持って来いの旧日本と、まるでトランプの大富豪のように貧富の差が明らかとなった。
左を見れば技術大国日本。右を見ればなれ果て副産物日本といった具合である。互いに深く干渉しないという国内干渉法の制定の下、新日本はアスパ―などを配置して動向を探っている。正に勝利チームの特権というやつだ。そんな感じで親が起こした問題を子供まで引き継いで、こうして旧日本において愉快な仲間たちと共にスリル溢れる生活を送っている。

「で、どうすんのよ?この子」
旧日本第十三区画に立ち並ぶ、とあるアパートの一〇五号室。
「あぁ、全くの同意見だ。山村依里(やまむらえり)君。どうして君まで我が家の残り少ない食料に食らいついているのかを先に知りたい。てか、このあとマジでB定食奢れよ」
「うるさいわね。あんパン2個くらいで大の男がガタガタと」
「何だと、この万年ニートが!あんパン代としてこのアスパ―分解を強制的に我が権限により命令する」
そう言いつつ持って帰ったアスパーを指差す。僅かに沈黙が流れる。だが、第三者はその一瞬を逃さない。そこに空かさず入りこむように、「あっ、えぇっと、話してもいいですか?」と段ボール娘が食うだけ食ってようやく口を開く。
「私はレリアっていうの。えっと、&マーク一つ付けるくらい仲良くしてください。」
 すごい不思議系で電波な子だった。
「えーっと。てか何?」
「?マーク三つくらいで答えるけど、自己紹介だよ」

こっからが長かった。そう後に語られよう、長きに亘る自己紹介討論会である。
そんなことはさておき一時間半かけて分かったことはこいつがどこぞの誰か知らない連中に追い回されて旧市街まで逃げ込んだが、来たら来たでここでの動き方が分からず困っていたらしい。今までは孤児院に住んでいたらしく生い立ちはよく知らないみたいだ。
「でだ、事情が分かったところで出掛けるぞ」
「アンタ、この子の言うこと聞いてなかったの?警察はグルだから行きたくないって言ってたばっかりじゃん」
「何言ってんだ?な訳ねぇだろうが、そっちこそ若年性アルツには気をつけた方がいいぜ。その歳で『昨日のことが思い出せんの』なんてマジごめんだから」
あわわわわわ、とレリアが怯えだす。
「青空亭に決まってんだろうが、ほら早くってアレ・・・?」
「ボケる訳ないでしょうが、このバカ―――!!」
パーンという音が響く。このあとレリアの励ましはなぜかとても心強かったのをよく覚えている。

「?×五個くらいで聞くけどここが青空亭?」
アパートから歩いて八分くらいの所にある商店街の中に、昼時なら行列が出来るほどの人気がある食事処。看板娘の雫さんがこれまた物凄い美人で彼女目当てに来る客も多く、おそらく壊れることなどないだろうと言っても過言でない店が、なぜか木っ端みじんに壊されていた。
「食う以前の問題じゃねぇか!何だよこれ、だ―、出て来い問答無用でジャンクにしてやる」
最早、人が織り成すといった問題ではない。特撮に出てくる怪獣が通ったかのように商店街のあちこちが破壊されていた。
「・・・ぐす・・・ひくっ、――もし、かしてこうちゃん?どうしようお店潰れちゃった。うっ」
買い出しにでも行っていたのだろう。命に別状がなかったのは幸いだが、帰ってきてコレじゃあショックが大きすぎる。今にも大声で泣き出してしまいそうだ。
「ちょっ、タンマ。少し落ち着いて雫さん。分かった。俺が犯人捜して店も直すから。だから、ね?」
あぁ、ショックとは別で泣き出しそうだ。
「こうちゃん。ありがとぅ」
ガシっと抱きつかれた。おぉ、神様。我が魂は現代女性の平均を遙かに超える貴方方の創られた谷間によって天国へ行けそうです。故に悔いなし。あぁ、幸せ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。完

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

白雲まくら

Author:白雲まくら
会社員となり、日々ストレスとの戦い。
また、睡魔を相手に日々戦っております。






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